「第2回MUDグランプリ」2部門受賞の栄誉
松尾 由華
米田 達生
栄光の架け橋 第9回
第9回は関西大学出版部さんにお伺いし、
熊次長にお話をお聞きしました。
ー関西大学出版部についてお聞かせください
関西大学出版部は、第二次世界大戦後の昭和22 年( 1947 )6 月に設立され、すでに64 年の歴史を有しています。長年にわたって関西大学の教員の研究成果や教科書などを刊行してきました。年間の刊行点数は約20 点です
現在、大学には教育、研究に加え、社会貢献ということが強く求められています。優れた研究成果を出版するのは、大学が社会に貢献する具体的な方法の一つと言えます。現今の厳しい出版状況のもと、関西大学出版部が学術出版の灯をともし続けているのは、こうした考えに基づいているからです。 ただ最近は、最先端の学術成果だけでなく、広く一般の方に受け入れられるような教養書の発行にも力を入れ、親しみやすい大学出版部をめざしています。
ー一般の書店でも販売されているのでしょうか
もちろんです。全国どの書店からでもお買い求めいただけます。書店の店頭にない場合は、注文によりお取り寄せいただくか、関西大学出版部のホームページから直接お申し込みいただくことも可能です。即日、代金引換にてお届けさせていただきます。
ー遊文舎の印象はいかがですが
ひと言で言えば「安い。速い。きれい」でしょう。対応が速いのは、製作時間に限りのある出版社にとってはありがたいことです。また、カバーをはじめとしたデザイン力が優れているのも、遊文舎さんの特徴ですね。美しく、印象的なカバーは販売アップに直結します。 そして、安い。「安かろう、悪かろう」では、お客さまの信頼を得ることはできません。遊文舎さんは、これらの相反する条件を見事にクリアーしています。常に最先端の技術を取り入れ、改革に取り組む姿勢が、こうしたところにも現れているのでしょう。
ー今後遊文舎に期待することは
関西大学出版部のホームページは、遊文舎さんにお手伝いいただきました。印刷だけでなく、デジタルに対応できるのが遊文舎さんの強みの一つだと思っています。すでに押し寄せている「電子書籍」への対応についても、遊文舎さんの的確なアドバイスと強力なサポートを期待しています。
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▼関西大学出版部のみなさんと西澤(前列右)