各種印刷物の制作から
Web・デジタルコンテンツまでトータルにサポート致します

お気軽にご相談ください 大阪本社の電話番号06-6304-9325 お気軽にご相談ください 東京支店の電話番号03-5357-1420 お気軽にご相談ください 京都支店の電話番号075-681-7748
メールのアイコン
お問い合わせ

オンデマンド印刷とオフセット印刷 正しく使い分けてコストダウン!

【公開日:2023/4/25】

カラーチャート

印刷会社のホームページや印刷通販サイトを見ていると、「オンデマンド」「オフセット」という言葉が頻繁に出てきます。聞いたことはあるけど、これってどういう意味なんだろうと疑問に感じたことはありませんか?

これは印刷方法の違いによるもので、どのように使い分けるかは、印刷会社によって異なりますが、大まかに言うと、以下のように区別されます。

少部数で早く印刷したい場合は、オンデマンド印刷
一気にまとめて大量印刷する場合は、オフセット印刷

ここまで聞くと、違いはわかったけどオンデマンド印刷されるか、オフセット印刷されるかで、

印刷物の仕上がり(出来栄え)に差はでるの? 安く印刷できるのはどっち?

といったことが気になるのではないでしょうか。

あなたの印刷物がどちらで印刷されるかは、印刷会社が最適な方法を選んで決定することではありますが、印刷物の使用目的による向き不向き、またそれぞれの特徴や機能を知っておくことで、どんな設備を備えた印刷会社を選んだらよいのか、といったヒントにもなります。
またどうすればコストダウンできるか、あなた自身で考えることができるようになります。

そこで今回は、印刷会社探しで役立つ情報の一つ、オンデマンド印刷とオフセット印刷について解説いたします。

オンデマンド印刷とは

オンデマンド印刷では、印刷で使用する「版」を必要とせず、デジタルデータを使って直接オンデマンド機で印刷します。版を使用するかしないかという点が、オフセット印刷とのいちばんの違いです。
また「オンデマンド(On Demand)」とは、「必要なものを、必要なだけ、必要な時に」という意味があり、つまり「とりあえず100部だけ必要だけど、まとめて多めに印刷をしておこう」っといった無駄な在庫コストやスペース確保が不要となります。

オンデマンド印刷のメリット・デメリット

ではまず、オンデマンド印刷の特徴をメリット・デメリットに分けてみていきます。

メリット
少部数向き
版を作る必要がないため、コストを抑えることが可能です。また1部からでも作成することができます。

スピード印刷が可能
版を作る時間やインクを乾かす時間がいらないため、短納期の対応が可能です。

バリアブルな印刷が可能
ハガキへの宛名印刷やチケットのナンバー印字など、一枚一枚、内容が異なるものを印刷するバリアブル(可変)印刷に向いています。
バリアブル(可変)印刷については以下の記事に詳しく掲載しています。
▼バリアブル印刷の意味と特徴を簡単解説

デメリット
大量印刷には不向き
オンデマンド印刷は、印刷会社が使用する大きなコピー機(プロダクションプリンターといいます)のイメージで、カウンター料が掛かります。
そのため、部数やページ数が多い印刷物をオンデマンド印刷してしまうとコストが高くなります。

まとめると、オンデマンド印刷は、多種多様な印刷物を小ロットで安く効率よく印刷できるということです。印刷通販サイトはこのようなユーザーのニーズに合致したサービスと言えますね。

では続いて、オフセット印刷についてみていきます。

オフセット印刷とは

オフセット印刷は、前述のとおり「版」というものを使って印刷します。そのため、印刷工程が少し複雑となります。まずは簡単に印刷手順を説明いたします。

① 版にインクがのせられる。
② 版とブランケットが接触し、インクが転写される。
③ ブランケットから印刷用紙へ印刷される。

オフセット

オフセット印刷については、以下の記事にも詳しく解説しています。是非こちらの記事も参考にしてください。
▼オフセット印刷ってなに?『4大印刷方式』についてわかりやすく解説します!

オフセット印刷のメリット・デメリット

それでは、オフセット印刷のメリット・デメリットについても順にみていきましょう。

メリット
大量印刷向け
版を作る必要があるので、少部数であれば印刷代が高額になりますが、逆に、大部数の場合は、1部あたりのコストを抑えることができます。また、大量の用紙に短時間で印刷することができ、オンデマンド印刷で刷るより時間を短縮することできます。

デメリット
完成までに手間と時間がかかる
版を作って、インクを乾かす時間が必要なため、オンデマンド印刷より、余分に手間と時間がかかります。もちろんその分、コストも上乗せされます。

オフセット印刷は、何千何万部といった部数を一度に刷ることで、低コストで安定した品質の印刷物を作ることができることが利点と言えます。

オンデマンド印刷とオフセット印刷の使い分け

オフセット印刷のほうが、歴史が長く手間もかかる分、イメージ的に「高品質な仕上がりになるのでは?」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
近年、高性能なオンデマンド印刷機が多く登場し、その品質は格段に上がっています。
そのため、オフセット印刷の良さはそのまま残し、これまで難しかったことをオンデマンド印刷が補うという理想的な形が実現しています。

それでは、どんな場面でオンデマンド印刷が向いていて、オフセット印刷が向いているのか、アイテムごとにみていきます。

ハガキ、DM、チラシ、ポスター
一枚一枚に宛名や住所を印字する
何種類もの、デザインが異なるDM・チラシ・ポスターを各100枚ずつ作りたい
このように、印刷する内容がそれぞれ異なる場合は、オンデマンドの印刷機を使用します。
反対に、「同じデザインのものを10000枚印刷する」となれば、オフセット印刷を使って一度に印刷したほうが効率よく安く作ることができます。

各種パンフレット・リーフレット
定期的に掲載内容を見直しする
この場合は、必要部数のみ印刷するのが良いですが、その一回あたりの必要部数が少部数なのか、大量の何千何万部なのかによって、オンデマンド印刷か、オフセット印刷かは、変わってきます。

保管スペースがない。長期間保管しておくのは心配
オンデマンド印刷にて、都度必要分のみ印刷することで、この問題は回避できます。
ただ、在庫数を管理する手間(在庫が少なくなったら発注しないといけない)や、印刷の仕上がりが毎回同じになるとは限らない、といったことを考えると、オフセット印刷で一気にまとめて印刷したほうが良い場合もあります。

会報・社内報
Webサイトにも掲載して、紙の印刷物と併用する
最近よく見かける紙媒体の内容を電子化して、デジタルと紙を併用する手法です。
メインの内容のみ紙に印刷する。(必要最小限の情報のみを紙に掲載)
パソコンをもたない現場の社員のみ、紙の印刷物を配布する
このような場合、オンデマンド印刷の利点を使って、費用対効果を考えながら必要な分を必要なタイミングで印刷することをおすすめします。

まとめ

オンデマンド印刷とオフセット印刷の違いと、使い分けの目安について説明いたしました。
まずは、
少部数・短納期ならオンデマンド印刷
大量に印刷するならオフセット印刷
と覚えていただいて、印刷物の部数や納期、使う目的などを考え、印刷会社を探す際の参考にしてみてください。

遊文舎では、オンデマンド印刷もオフセット印刷もどちらも対応しています。
ご依頼内容をお伺いして、もっともベストなご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

お見積り・制作のご相談など
お気軽にお問い合わせください。

フォームでのお問い合わせはこちら メールフォームは24時間受付中です。※1営業日以内にご連絡させていただきます
お電話でのお問い合わせはこちら 06-6304-9325 受付時間:9:00~18:00

こんな記事も読まれています

お見積り・制作のご相談など
お気軽にお問い合わせください。

フォームでのお問い合わせはこちら メールフォームは24時間受付中です。※1営業日以内にご連絡させていただきます
お電話でのお問い合わせはこちら 06-6304-9325 受付時間:9:00~18:00
ご注文の流れ

上へ行くボタン